Classic Car Finder

海外在庫されている旧車のお探し、並行輸入のお手伝いをいたします。当ブログにて在庫車を少しずつご紹介いたします。また、管理人の日々の戯言、車に関するトピックスを徒然書いていきます。

真夏のドライブ

「夏は夜。月のころはさらなり」

これは有名な枕草子の一節である。

エアコンの無い車の、ドライブに適した時間を表したものではない。

 

過去にエアコンの効かない車に乗っていたことがあった。

夏になると死ぬほど暑く、今思えば、車を運転しながら熱中症になってしまっていたのではないかというほどであった。

助手席に乗った人も当然同じで、ヒーヒー言いながらドライブをしていたのを思い出す。

しかしながら、これは嫌な思い出かというと、そんなことはない。

今考えても、本当に懐かしい思い出である。

 

辛い思い出の中には、その後良い思い出になるものと、悪い思い出になるものがある。

後者の代表的なものは、犯罪に巻き込まれる、ケガ・病気をする、などであろう。

クラシックカーに乗ることによる不便は当然あるのだが、それはいずれ素晴らしい思い出になっていくと言えるだろう。

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木のステアリングホイール

ステアリングホイールの材質

今の車の殆どは、樹脂もしくは革巻のステアリングホイールである。

ステアリングホイールと言うパーツは、運転している中さわっている、最も手に触れるパーツである。

これは当たり前だが、意外と気づいていない人が多いかもしれない。

どんな高級なインパネを使っても、どんな素晴らしいレザーの座面の椅子だったとしても、結局手で触れるのはステアリングホイールである。

それだけに、ステアリングホイールの材質というのは、運転の気分を左右する非常に重要な要素であるといえるのではないか。

 

私が最初に乗った車は、樹脂のステアリングホイールであった。

これは、夏になって汗をかくと、ツルツルと滑ってしまうものであった。

明らかに、ハンドルさばきに難のあるものであった。

 

その次の車は、革巻きのステアリングホイールであった。

樹脂→革巻き、となったことで、その素晴らしさをしっかりと知ることが出来た。使用されていたのは安い革であったのは間違いないが、それでも自分の汗でステアリングが滑ることも無く、ステアリングホイールが手に馴染む、という感覚を教えてくれた。

 

そして、木のステアリングホイール。いわゆるNardiのクラシックタイプである。

これはまた新しい体験であった。かなり分厚くニスが塗ってあり、木の触感というのはほとんど感じられるものではなかった。

冬は冷たく、乾燥するとツルツル滑り、夏は汗をかき、またツルツル滑るのである。

だから扱いにくいかというと、長く使っていると手の脂が少しずつ馴染んで、だんだんと使いやすくなってくるのである。

イメージとしては、ピアノの鍵盤のようなところか。

 

結局、木のステアリングホイールというものは、廃れてしまっている。

革のステアリングホイールの方が、手っ取り早く、馴染みやすいというのも一つの理由かもしれない。

 

ただ、長い時間をかけて、少しずつ自分のものにしていく、という工程もまた、自分の車への愛着を育てるものでもあることは、意識してみても良いかもしれない。

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Citroenの魅力

Citroenとは?

Citroenは皆さんご存知でしょうか。日本ではあまり馴染みのないメーカーかもしれませんが、伝統あるメーカーです。

また、変わった機構を使うことで有名であり、ハイドロニューマチックだったり、今では当たり前中の当たり前であるFF (Front engine Front Drive)車もCitroenが先駆けです。

 

デザインの観点でも独創的な車が多く、街なかを走っている車でも、Citroenを見かけるとひと目を惹きます。

例えばカクタス。凄いデザインですよね。

私は街なかで初めて見た時、衝撃を受けました。

www.citroen.jp

 

古い車では、DSや2CV

私の写真では、2CVの奥にFiat 500も見えます。

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これらの車は、現代の車に比べるととてもプリミティブ。

運転している感じの薄い現代の車とは、一線を画します。

1964 Alfa Romeo 2600 Sprint

アルファロメオの魅力

イタリア車の魅力とはなんだろうか。

官能的なエンジン、独創的なデザイン、など、イタリア人ならではのセンスがあふれるものである。

それは恐らく、イタリアの気候、気質、文化など様々な要素が組み合わさって出来上がる空気のようなものかもしれない。

車を所有するということで、それを日本に居ながらにしてその空気感を味わうことが出来る。

クラシックカーならば尚更である。プリミティブな乗り物であるがゆえに。

 

弊社で扱っている、1964年式のアルファロメオ・2600 Sprintである。

オープンカーで感じるのは、イタリアの空気ではなく、日本の空気である。しかしながら、それはきっとドライブを特別なものにしてくれるだろう。

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キューバのくるま

キューバには未だに非常に古い車がたくさん走っている。

 

筆者がハバナを旅行した時の写真だ。

アメリカとキューバは断交して半世紀以上が経ち、キューバ国内を走る車は、どれもとんでもなく古いもの、もしくは旧共産圏から輸入された車である。

日本では見ることのできない旧ソ連製の車など、絵に描いたようなポンコツであった。

しかしながら、キューバの明るい雰囲気、陽炎の中で、オールペンされた旧車たちは、得も言われぬ自然さで街中に溶け込んでいたのが印象的だった。

古いものを大切に使わざるを得ない状況であることはさておき、長い歴史と持ち前のセンスで、自分達のものにするキューバ人はとても素敵だと思った。

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GWの屋久島レンタカー 〜チェンジ、チェンジ、だるまチェンジ〜

屋久島に行ってきましたが、その予約の際に、ちょっとおもしろい出来事があったので共有します。

屋久島は結構大きい島で、島内は車がないと周るのには少し不便です。

旅の予約をした3月末の時点で、すでにレンタカー屋はどこもいっぱいでした。

 

旅が近づいてきて、いい加減レンタカーをどうにかしなければならない、ということで、片っ端からレンタカー屋に電話しまくったところ、一件のレンタカー屋が

「軽トラック2台ならかせるよ!」

とのこと。我々は4人のパーティだったので、軽トラック2台ならなんとか動けるのです。しかしその直後

「チェンジだけど大丈夫?」

「ん?チェンジってなんですか??」

「チェンジ、チェンジ。・・・・だるまチェンジ!ギア!」

「・・・!!!」

マニュアルトランスミッションのことを「チェンジ」と言っていたのです。

幸いにして、10万キロオーバーの軽トラを借りることができ、屋久島をバリバリ走ってきたのです。

ということで、普通のレンタカーを借りるよりもよっぽど運転も楽しく、旅行の素敵な思い出になりました。

やはり、オートマのスポーツカーより、マニュアルの軽自動車!ということで。

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縄文杉

自動車に関係ないですが、縄文杉トレッキングに行きました。

縄文杉を見るためには往復10時間程度の登山が必要です。前半2時間半程度はトロッコ道をひたすら歩くため、起伏はほとんどありません。後半はかなりきつい山道が続く・・・

 

帰りは屋久島空港より鹿児島空港への飛行機で帰ってくる予定でしたが、霧のためまさかの欠航。

宮之浦港からのフェリーにぎりぎり間に合う時間であったため、JACより返金を受け、フェリーで鹿児島へ、というトラブルも。

基本的に、屋久島空港に着陸さえできれば、離陸も出来るらしいです。

私が搭乗予定だった飛行機は、大阪伊丹から来た飛行機でしたが、屋久島上空を30分以上旋回した結果、大阪へ戻っていきました・・・

新幹線を使って陸路で帰宅しました。思いがけず九州新幹線にも乗れて。

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